西洋占星学 -星脳®︎-

星脳®︎の暁瑠凪は、西洋占星学研究家として人生を星よみの研究、実践、鍛錬の日々を繰り返して参りました。

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2023年1月10日火曜日

挑戦 〆スケジュール〆(16)



【暁の挑戦】2022


挑戦 〆スケジュール〆(16)


4/2試験(神話伝承学概論評価外)

4/11研究計画書清書提出

5/1試験(神話伝承学概論評価外)

6/5試験(神話伝承学合格)

7/13草稿1提出、面接指導申込(日程NG

7/25添付資料24提出、面接指導申込

9/3オンライン教授面談

9/412 ブラッシュアップ1

9/19 フィールドワーク(台風のため中止)

10/910 本居宣長記念館〜敦賀ホテル〜暦会館リベンジFW

10/1118 ブラッシュアップ2


#佛教 #論文 #民俗学 #佛教大学 #教授面談 #リポート

2023年1月9日月曜日

挑戦 〆スケジュール〆(15)



【暁の挑戦】2021


挑戦 〆スケジュール〆(15)


10/6リポート受理(神話伝承学概論2)

10/28面接指導申込、草稿投稿ステップ出ずも提出、問い合わせ〜研究計画書清書未提出発覚

11/3草稿1年遅延による留年発覚

11/7試験(神話伝承学概論不合格)

11/9論文面接指導2

112530 SR申込x1(専門総合3

11/28試験(神話伝承学概論評価外)

12/25認定(書誌学)

22/2/11 SR(専門総合3

22/3/25認定(専門総合3)


#佛教 #論文 #民俗学 #佛教大学 #教授面談 #リポート

2023年1月8日日曜日

挑戦 〆スケジュール〆(14)



【暁の挑戦】2021


挑戦 〆スケジュール〆(14)


6/1213 SR(発展研究ゼミ3

7/4試験(書誌学合格・文化人類学特講対象外)

7/31試験(文化人類学特講合格)

8/1〜テキスト読込

①書誌学

8/8 SR(専門総合2

9/1リポート受理(神話伝承学概論1・書誌学)

9/25認定(神話伝承学特講1・発展研究ゼミ3・専門総合2)


#佛教 #論文 #民俗学 #佛教大学 #教授面談 #リポート

2023年1月7日土曜日

挑戦 〆スケジュール〆(13)



挑戦 〆スケジュール〆(13)


4/2530 SR申込x1(発展研究ゼミ3

5/2試験(神話伝承学特講不合格)

5/2531 SR申込x1(専門総合2

5/30試験(神話伝承学特講合格)

6/1〜テキスト読込

①書誌学

6/6 リポート提出


#佛教 #論文 #民俗学 #佛教大学 #教授面談 #リポート

2022年12月31日土曜日

挑戦 〆スケジュール〆(12)



【暁の挑戦】2021


挑戦 〆スケジュール〆(12)


21/1/19論文面接指導1

21/2/7研究計画書2提出

21/2/23 論文許可〜研究計画書 清書未提出ため、1年延期

21/3/25認定(発展研究ゼミ1・インド哲学・専門総合1)


#佛教 #論文 #民俗学 #佛教大学 #教授面談 #リポート

2022年12月27日火曜日

挑戦 〆スケジュール〆(11)



【暁の挑戦】2020


挑戦 〆スケジュール〆(11)


10/3試験(芸術文化研究法合格)

10/2531 SR申込(発展研究ゼミ1

11/2829 SR(発展研究ゼミ1

11/29SRリポート提出(発展研究ゼミ1

11/29試験(インド哲学合格)

12/5研究計画書1提出

12/5面談申し込み

12/25認定(芸術文化研究法・倫理学概論・東洋文化史)


#佛教 #論文 #民俗学 #佛教大学 #教授面談 #リポート

2022年12月26日月曜日

挑戦 〆スケジュール〆⑽



【暁の挑戦】2020


挑戦 〆スケジュール〆⑽


4/2530 SR申込x2講座

6/1314 SR(発展研究ゼミ2

6/14SRリポート提出(発展研究ゼミ2

6/25認定(民俗学特講1・西洋の歴史)

6/2728 SR(発展研究ゼミ4

7/5試験(倫理学概論合格)

8/1試験(東洋文化史合格)

9/1リポート受理(芸術文化研究法・インド哲学・書誌学・文化人類学特講・神話伝承学特講)

9/10論文テーマ予備調査1提出

9/25認定(発展研究ゼミ2・発展研究ゼミ4)


#佛教 #論文 #民俗学 #佛教大学 #教授面談 #リポート

2022年12月25日日曜日

挑戦 〆スケジュール〆⑼



【暁の挑戦】201920


挑戦 〆スケジュール〆⑼ 


10/5試験(考古学合格)

12/2122 SR(民俗学文献研究)

12/25認定(考古学・日本の歴史)

1/5試験(民俗学特講合格)

20/2/1試験(西洋の歴史合格・)

20/3/25認定(総合1・英語・民俗学文献研究)


#佛教 #論文 #民俗学 #佛教大学 #教授面談 #リポート

挑戦 〆スケジュール〆⑻



【暁の挑戦】2019


挑戦 〆スケジュール〆⑻


2019/5/110 Tリポート提出

5/5試験申込

5/5試験(哲学合格)

6/1試験(教育学合格・考古学不合格)

6/89 S(文化人類学特講3

6/2223 SR(神話伝承学文献研究)

6/23SRリポート提出(神話伝承学文献研究)

7/6

8/57 S(文化人類学特講2・神話伝承学特講2

8/810 S(民俗学特講3

8/1214 SR(文化人類学文献研究・神話伝承学特講3

8/15SRリポート提出(文化人類学文献研究・神話伝承学特講3

8/1517 S(民俗学特講2

9/1リポート受理(西洋の歴史・神話伝承学・倫理学概論・東洋文化史・民俗学特講)

9/25認定(哲学入門・心理学入門・東アジアの歴史と文化・文化人類学文献研究・神話伝承学文献研究・民俗学特講2・民俗学特講3・文化人類学特講2・文化人類学特講3・神話伝承学特講2・神話伝承学特講3)


#佛教 #論文 #民俗学 #佛教大学 #教授面談 #リポート

2022年12月20日火曜日

挑戦 〆スケジュール〆⑺



【暁の挑戦】2019


挑戦 〆スケジュール〆⑺


4/25/31 テキスト読込

①民俗学特講1

②文化人類学特講1

③神話伝承学特講1

④西洋の歴史

⑤神話伝承学概論

⑥倫理学概論

⑦インド哲学

⑧東洋文化史


#佛教 #論文 #民俗学 #佛教大学 #教授面談 #リポート

挑戦〆リポート〆(33)(34)



挑戦〆リポート〆(33)(34)


◆【芸術文化研究法】設題

書籍名初版 古寺巡礼(ちくま学芸文庫)

著者和辻哲郎

設題1: 肉身の表現を捉えた和辻の文章を数例あげ該当作品の特徴と記述の妥当性を述べよ。


リポート本文記録忘れ


◆【芸術文化研究法】設題

書籍名初版 古寺巡礼(ちくま学芸文庫)

著者和辻哲郎

設題2: 和辻が写実をどのように解釈し作品を記述・評価しているか事例をあげて述べよ。


リポート本文記録忘れ


#佛教 #論文 #民俗学 #佛教大学 #教授面談 #リポート

2022年12月18日日曜日

挑戦〆リポート〆(32)



挑戦〆リポート〆(32)


◆②【英語SR

書籍名「let’s speak English with SNOOPY!」

著者:今泉志奈子/井上彰


設題1: アメリカ文学におけるスヌーピー漫画について。及び感想も可。


キャラクターの中では、1番好きだったスヌーピーで英語を学べる授業は格別でした。

テキストが届いたとき、小躍りする私がいた。アニメのビデオ鑑賞では、アメリカの文化そのものと言える実際の生活が映し出されていた。

学生時代のクラスでは女子がワイワイとミッキーマウス派とスヌーピー派とサンリオ派と分かれていたことを思い出した。私が感じていたスヌーピーの風刺画的なところも楽しいのだが、登場する一人一人のキャラクターがしっかりと描かれていて、生きているかのごとく錯覚するくらい物語が軽快に進んでいくのが好きだ。今でも目がキラキラしてしまう。当時の私には理解が難しい場面もあったが、改めてみるとペーソスと物語の深さと可愛いらしさがあの頃より理解できる。小中高時代に憧れていたアメリカの生活が垣間見れるところが大好きであった。劇中に現れる食べ物も想像する、遊び方も想像する。スクールバス移動もランチバックもステキだった。思い起こすと当時「MC.シスター」という雑誌もアメリカ文化が詰め込まれたファッション誌であった。その中にも英会話のコラムがあり、楽しみにしていたものだ。また、シリーズ本としてあったスヌーピーの英会話本(藁半紙的な製本)4巻ほど揃えて、楽しんだ時があったことも思い出した。


アメリカ文学におけるスヌーピーの存在は、アメリカ文化と生活が詰まっていて、アメリカに住んだことがあると錯覚させるがごとく、リアルな暮らしを映し出し、そうなんだと納得させられる物語が多く見られる。そして、アメリカを理解するのには、スヌーピー漫画はハードルも低く、わかりやすい部分も多く、また、世界との差異も感じられる身近な教材として最適であると感じられた。


講義2日目には、声優さんの貴重なビデオ鑑賞もした。当時、子役が声優さんをするのは珍しかったそうだ。しかもかなり身近な関係性から抜擢したことを知った。だからこそのリアリティなのだ。素人同然の子供達がスヌーピーに関わることで人生を開花させるきっかけになったエピソードを称して、coolと表現していたことが印象的だった。かたや日本ではいまでも大人の声優さんが子供役もこなす。それはそれで日本独特のプロ魂としての現れなのだろう。演技重視の視点は日本らしいところなのかもしれない。


テキストP7に興味深いコラムがあった。「英語力をつけるためには、もちろん基礎的な文法の力や単語力は不可欠です。でも、間違いのない正確な英文を完成させることがいつも一番大切なのではありません。伝えたい想いがあふれていることが、英語との距離を縮めてくれるのではないでしょうか。」英語との距離感を教えてくれている。大切なコラムだ。早瀬先生のイギリスでの体験談も楽しく、為になる話であった。


最後に

早瀬先生が参考資料として、スヌーピー特集の冊子を持ち込んでくれた。それを拝見させていただき、興味深いところを写した。その写つした部分から特に感銘を受けた文を転載する。「皆さんへ 幸せなことに私はチャーリー・ブラウンとその仲間たちを50年もの長い間描き続けてきました。子どものころの大きな夢が実現されたのです。 残念ながら、私はコミックスの毎日の連載を続けることが出来なくなりました。 私の家族は、ピーナツを私以外の誰かに続けて貰う事を望んでいませんので、私は引退することにします。 編集のかたがたの献身、そしてファンのかたがたが示された私への応援と愛情とに、私は長年にわたって感謝してきました。 チャーリー・ブラウン、スヌーピー、ライナス、ルーシーいつまでも私の心に生きています…     チャールズM・シュルツ」2000213日、最後となった作者の挨拶文だ。お別れがわかっていたかのように、最終発行の数時間前に息を引き取った。50年間も長きに渡り、愛をもって描き続けた作者だからこその言葉なのだ。親愛なるチャールズ様、作品は永遠です。チャーリーとスヌーピー、その仲間たちと安らかにお過ごし下さい。合掌


#佛教 #論文 #民俗学 #佛教大学 #教授面談 #リポート

2022年12月17日土曜日

挑戦〆リポート〆(31)



挑戦〆リポート〆(31)


◆【総合1SR 2

課題:本講義で取り扱ったトピックスと関連させて、自分で論題を設定し自由に論述して下さい。

付記:なるべく、講義内容に加えて、色々な書籍や論文・専門家筋の書いたネット記事などを参考にして、情報源を明らかにしつつリポート作成を行なって下さい。


「ワイマール時代に出現したバウハウス」


今や知らない人がいないユニバーサルデザインの元祖『バウハウス』。誕生から100年を迎えた『バウハウス』のモダニズム。講義を通じて、バウハウスの存在を知り、講義内で1番興味を持ったこのワイマール時代の文化の象徴バウハウスを論じたい。


講義内の資料によるとww1以後の1920年代に若干の経済復興がなされ、近代化、都市化が進み、庶民の生活や労働環境に変化が起こった。そのとき、新中間層が登場する。同時期にバウハウス(19191933)建築・工芸・デザインの総合学校、工房として存在した。伝統や宗教的な美から距離をとって合理性と機能美を追求し、近代デザインの始祖と言われているモダニズム誕生なのだ。


バウハウスを検索するとほとんど建築デザイン関係の会社が、検索にかかりこのバウハウスを各社が解説している。例として「モダニズムのパイオニアとして、建築、インダストリアル・デザイン、グラフィック・アート、写真など広範な分野で世界に衝撃と感動をもたらしたバウハウス。」と解説しており、続いて歴史が紹介されている。「それは、1919年、第1次大戦後のドイツで、芸術と技術の新たな統合を目指し創設された学校だ。創設者は、フランク・ロイド・ライト、ル・コルビュジエと並ぶ近代建築の巨匠、ヴァルター・グロピウス。そして三代目校長はもう一人の近代建築の巨匠、ミース・ファン・デル・ローエが務めた。」または「バウハウスとは、第一次世界大戦後にドイツ中部の街ワイマール共和国に設立された、美術学校のことです。1919年から1933年の14年間、そこでは工芸、写真、デザイン、美術、建築など総合的な教育を行っていました。その歴史は短いながら、その功績は大きく、モダンデザインの基礎を作り、今もなお世界中の建築やデザインなど、さまざまな分野に多大な影響を及ぼしています。」とある。


このルーツは19世紀末にイギリスで起こったアーツアンドクラフト運動だ。産業革命により粗悪な工業製品が大量に生産された状況に異議を唱え、中世の手仕事に回帰しようとする運動の影響を受け、ドイツでは、建築家や工芸家により結成されたドイツ工作連盟が誕生し、芸術と産業の融合をかかげ、製品の質の向上を目的に規格化を推進した。そして、バウハウスは当時のドイツ工作連盟で活動していた建築家ワルター・グロピウスを初代校長とし、ww1後の混沌とした政治状勢のなか、1919年にワイマール共和国に設立された流れだ。


日本で現在活躍している各社が、こぞって解説するくらいこの時代のドイツモダニズムが永続的に見本として存在するのだ。色褪せることのないモダンニズムの証明と言える。


そこで創設者のヴァルター・グロピウスを調べてみると「モダニズムを代表するドイツ人建築家。近代建築の三大巨匠(ル・コルビュジエ、フランク・ロイド・ライト、ミース・ファン・デル・ローエ)に加え、4人目の巨匠とされています。『造形は機能に従う』と言って、世界中に建築することが可能な、統一された様式のインターナショナルスタイル(国際様式)を提唱しました。」とある。


また、グロピウスによる設立宣言は「すべての造形活動の最終目標は建築である」個々の造形芸術のジャンルの垣根を取り去り、それらの「総合」を目指すという高い理想を掲げたのだ。多くの国際的な芸術家を教師として招き、実践と理論を教育していく。その学生の中から優秀なものが、教育側にまわり造形教育を展開していった。このような素晴らしい志しと才能を時の政府ナチスは、1933年、弾圧し、閉校をさせてしまう。しかしながら、14年間の活動と成果は、前述にあるとおりだ。


1人の独裁者により、その時の民衆も煽動され、混沌とした時代に突入してしまう。この方向に舵をきってなければ、芸術や文化はどう発展したのだろう。これだけの影響を与えられる人々を駆除した時代の流れは、先導した者、先導された者も含め、肝に命じ、今の世を生きる我々も無駄にしてはならない史実として受け止めるべきなのだ。



https://bulan.co/swings/about_bauhaus/

(C)BULANCO

Swingsはデザイン事務所 Bulanco Inc. が運営しています。



参考文献

X-Knowledge HOME 特別編集 04/10 バウハウス No.3 2004年 ()エクスナレッジ



Text: 深川雅文(キュレーター/クリティック)


#佛教 #論文 #民俗学 #佛教大学 #教授面談 #リポート

2022年12月13日火曜日

挑戦〆リポート〆(30)



挑戦〆リポート〆(30)


◆【倫理学概論】設題2

書籍名:「倫理学概論」

著者:小笠原秀実

設題アウグスチィヌスの『告白(録)』について、その神学的倫理観の特徴について論ぜよ。 


アウグスチィヌスの『告白(録)』の神学的倫理観の特徴を論じる。


まずはアウグスチィヌスを調べると、アウレリウス・アウグスティヌス(3541113 - 430828日)あるいはアウグウティノと記される。古代キリスト教の神学者であり、哲学者、説教者といわれた。ラテン教父とよばれる一群の神学者たちの一人であった。キリスト教がローマ帝国によって公認され、国教とされた時期を中心に活躍し、正統信仰の確立に貢献した教父である。古代キリスト教世界のラテン語圏において多大な影響力をもつ理論家であった。カトリック教会・聖公会・ルーテル教会・正教会・非カルケドン派で聖人と呼ばれた。日本ハリストス正教会では福アウグスティンと呼ばれている。


そこで、アウグウチィヌスの『告白(録)』の前段として、キリスト教神学に触れておかなければならない。このキリスト教神学とは、キリスト教信仰に関する神学である。イエス・キリストへの信仰を絶対前提としているので、宗教学とは異なる。常に時代や文化の中で営まれていくものであり、時代や文化に画一的に規範となる神学は存在しない。 キリスト教神学者は、聖書を釈義し、分析し、また、理解を助け、講解し、キリスト教を弁護し弁証する。 となっている。テキストP84にあるようにギリシャ哲学が理論的根拠として働き、中核になっていったのだ。その結合を密接にしたのが、アウグウチィヌスなのだ。


ゆえに『告白』の特徴として、一番にあげるのは、当時の時代背景からも分かる通り、キリスト教が中核にあるということだ。キリスト教神学が倫理観の中心にあるという証明でもある。『告白』を別名称として、懺悔録とされているのは、いかにもと思えるくらいキリスト教主義が背景にあるということだ。


紀元前3世紀には、アカデメイアの学頭のアルケシラオスが懐疑主義を採用したため、アカデメイアでは懐疑主義が中心教理となった。しかし、紀元前90年には、アンティオコスがストア派の原理を取り入れ、懐疑主義を拒絶し、中期プラトニズムとして知られる時代が始まった。


紀元後3世紀には、プロティノスが神秘的要素を取り入れて、ネオプラトニズムを創始した。ネオプラトニズムでは、存在の極致は一者は善であり、あらゆるものの源泉であるとされた。つまり、美徳と瞑想によって、人間の魂は自身を上昇させ一者と合一することができると説かれた。


プラトニズムは西洋思想に大きな影響を与え、キリスト教にもプラトンの思想がよく取り入れられた。プラトニズムにおけるイデアがキリスト教では神の思考であると理解された。またネオプラトニズムもキリスト教神秘主義に他の何にもまして、大きな影響を与えたとある。中世哲学時代には、しごく当たり前の知識なのだろう。


アウグスティヌスは、上昇のモチーフを用いて聖書解釈の必然性を示し、さらに注視の働きに則したその不断の探求を説く。そして、今や、読者は『告白』という著作を読み、その物語と共に参与していく限りに於いて、その著者と共にこの不断の探求の営みへと参与して いくことが求められるのである。このように解釈できるが、信仰と知識、理性と道徳、倫理を結びつける、または、横並びにするのはこの時点では難しい課題である。


創世記解釈を始めるにあたり、その最初の巻である『告白』11  1 章で、自らの創世記解釈の目的を次のように規定している。『告白』の創世記解釈の目的は、読者を神の賛美へと駆り立てることにある。人間を神の賛美へと駆り立てること、これはアウグウチィヌスが『再考録』の中で強調することでもあるとの解釈もあるが、テキストP86にもあるように「万有の初めであり、中央であり、そしてまた終りである」ということなしには、語れないというところに行き着く。


『告白』の中に「私について」書かれた部分と「聖書について」書かれた分野とで二つの部分があると同時に「私の悪と善とによって義にして善なる神を称えると共に、 神へと人間の知性と心情を駆り立てるものである」と述べ ている。アウグスティヌスは『告白』のこの二つの部分を一つの統一体として提示しているのだ。「神へと人間の知性と心情を駆り立てる」という役割を持っている。アウグスティヌスは、人間の知性を神へと駆り立てることを助けるという点で、『告白』の全体をこの信仰へ促し、外側にある神ではなく、人間と一体化しているもしくは、必然的に存在すると定義し、これらのことがなくては、他が存在しない神として、位置付けていることが、アウグティヌスの神学的倫理観としての特徴なのではないかと



《参考文献》

グスティヌスの時間論 : 『告白』の統一的主 題を巡る研究 著者:山田 庄太郎 発行年 2014

学位授与大学 筑波大学 (University of Tsukuba)

#佛教 #論文 #民俗学 #佛教大学 #教授面談 #リポート

挑戦〆リポート〆(29)



挑戦〆リポート〆(29)


 【倫理学概論】設題1

書籍名:「倫理学概論」

著者:小笠原秀実

設題1:カントの「実践理性批判」について「定言命法」の特質をまとめ自分の意見を述べよ。


意見を述べる前に定言命法をまとめた。「定言命法とは、カント倫理学における根本的な原理であり、無条件に『~せよ』と命じる絶対的命法である。定言的命令とも言う。『人倫の形而上学の基礎づけ』において提出され、『実践理性批判』において理論的な位置づけが若干の修正がされた。」とある。(ウキペディア調べ)

また、コトバンクには「人間の意志を制約する道徳法則のうちで、人間一般に無条件に当てはまるものをいう。仮言命法が『もし幸福を望むならば、云々の行為をせよ』と条件付きであるのに対し、端的に『何々せよ』と義務を命ずる。カントによれば、道徳的命法は何かの目的のための手段であってはならないから、定言命法であるとされる。定言的命令。無上命法。」であった。自分自身で「定言命法」を解釈をすると端的に条件なしの【ねばならぬ】ということで、無条件の道徳的法則のことなのだと理解した。


テキストP247の文中に、カント道徳論の真髄が載っていた。「実践的理性の能力が全く先験的なものであって、経験的なものでないことを明らかにすることが『実践理性批判』根本である」とあり、テキストP248にある定言命令について「『しなければならぬ』の義務の自覚において行為することである。」とあり、「道徳的実践法の真髄は無条件的な、換言すれば禍福を約束しない理性の命令であり、やがてそれが義務の一般的形式である。」とある。


一体、一般的に何がそれに当たるのか?という純粋な疑問が生まれる。人としてしなければならないこと、またはしてはならないことなのか。


このことは、最後に論じるとして、カントについて調べてみる。


ウキペディアではあるが、「イマヌエル・カントは、プロイセン王国の哲学者であり、ケーニヒスベルク大学の哲学教授である。『純粋理性批判』、『実践理性批判』、『判断力批判』の三批判書を発表し、批判哲学を提唱して、認識論における、いわゆる『コペルニクス的転回』をもたらした。フィヒテ、シェリング、そしてヘーゲルへと続くドイツ古典主義哲学の祖とされる。」とある。どこで調べてもいわゆる近代哲学の祖とされている人物だ。哲学のテキストでも同類の記述があった。ということは倫理学は、哲学と深い関係性がある学問なのだなと一旦、理解する。(この程度の見解しかない倫理学と初めて向き合った者としてご理解いただき、ご容赦願いたい。)

改めて、倫理学を調べると「倫理学あるいは道徳哲学とは、一般に行動の規範となる物事の道徳的な評価を理解しようとする哲学の研究領域の一つである。 法哲学・政治哲学も規範や価値をその研究の対象として持つが、こちらは国家的な行為についての規範を論ずることとなる。ただしこれら二つの学問分野が全く違う分野として扱われるようになったのは比較的最近である。」関係性があるないと言うより哲学の研究の領域であったと理解した。高校の授業で倫理と称される学科があり、先生の話を聞き、大好きな授業であったが、こう向き合ってみると今さらながら、根本的なところさえ、何も理解して無かったのだと振り返り、猛省した。


カント曰く、「道徳法は理性に啓示された神の意志であるといっている。神の意志との一致のみを目指して、他の一切の意志規定の動悶を他律の原理として排諒することこそが、哀の救済でなければ ならない。 それゆえカントにおいては、道徳宗教は宗教を真の救済宗教たらしめ得る唯一の契約なのである。カントは恩寵や賎罪を決して否定したのではなく、むしろそれらの契機を 内に含んでいる救済宗教を道徳宗教として純化 し、キリスト教がいかなる意味で救済宗教であるかということを道徳神学とし、独自の神学によって明らかにしたのである。」とあった。


この道徳宗教といわれる位置にあるカントのことを踏まえ、最後になってしまったが、この課題を論じておかなくてはならない。


一般的に定言命法といわれる道徳的実践、いわゆる【ねばならぬ系】は、何に当たるのか?というところ、人としてしなければならないこと、または人としてしてはならないことなのか、そして、それは何なのか。


カントが伝えたかったのは、【教え】なのではぬないかと考察し、腑に落とすことにした。特にカントの場合、神学としての神の啓示であると言う立ち位置で、神の【教え】を説いたのではないか。それを道徳宗教という観点でカントの行ったことの位置付けから見ていくとそう言えるのではないかと推察できる。また、各家庭ごとにある【教え】も道徳哲学にあたいするかもしれないが、親の都合、学校の都合、地域の都合、社会などの都合や画一化された宗教の【教え】ではないと考察する。カントの説きたかったことは、もっと高次元からくる【教え】なのではないか。人としてなのか、はたまた宇宙の一員としての地球人の【教え】のようなことに、カントはフォーカスしているのかもしれない。真の大元に宗教の【教え】があるのだとすれば、その宗教の【教え】の力を借りて、実践する方法論が定言命法にあたるのではないかと思う。また、カントほどの宗教論理感をもつこともなく、宗教論を抜きを前提とした倫理学だとしても、生きていく上で人として生きやすい実践法であって欲しいと願う。人として【ねばならぬ】ことを実践していく。定言命法を実践し、ていくには、昔も今も時代に合わせ、試行錯誤しながらだと思われる。どちらにしても世の人々が、真の【教え】といわれる【教え】に出会い、それぞれが研鑽できることを信じたい。


《参考文献》

グスティヌスの時間論 : 『告白』の統一的主 題を巡る研究 著者:山田 庄太郎 発行年 2014

学位授与大学 筑波大学 (University of Tsukuba)


#佛教 #論文 #民俗学 #佛教大学 #教授面談 #リポート

2022年12月11日日曜日

挑戦〆リポート〆(27)(28)



◆【東洋文化史】設題1

書籍名:「東洋文化史」

著者:山口修

設題1: 朝鮮文化の変遷について述べよ。


リポート本文記録忘れ


◆【東洋文化史】設題2

書籍名:「東洋文化史」

著者:山口修

設題2:古代中国文化の特色を述べよ。


リポート本文記録忘れ


#佛教 #論文 #民俗学 #佛教大学 #教授面談 #リポート

2022年12月10日土曜日

挑戦〆リポート〆(26)



挑戦〆リポート〆(26)


 【民俗学特講】設題

書籍名:「村の暮らし(日本の民俗;6)」

著者:湯川洋司ほか著 

主題:伝統的な村落社会が近代以降の変容によって、どのように従来の秩序を維持しながら、社会の変容に対応しているのかについて論じよ。 


村社会を農業を通して、どう村が変容して行ったのかに焦点を合わせて、述べていくこととした。


まず、記憶に残ったのは、村を表す言葉としてテキストP211にある表現「人、家が存在する有機的な集団」という表現だ。有機的な集団の意味を調べると「組織の雰囲気が緩やかであり、しがらみも少なく自由な雰囲気の組織をさす。」とあった。雰囲気という文言で表されているのは、釈然としないが、その村、村で違うだろう緩やかで自由であるべき組織なのだと考える。だとしたら、近代以降変容しながら、秩序を維持し、どう対応したのかに興味を覚えた。


村に対し、多様な表記や認識があることとは別に、民俗学的にみた近代以降の変容は、明治の町村制施行(1889)から始まる。大規模な町村合併が行われ、行政上の町村が成立した。旧来の区画の村が大字や区として生まれ変わった。あくまでも行政区画としての村だ。それ以前の村は、ユイ(農繁期に家同士で手伝いあう協同労働関係)として存在した。その後、農山漁村経済更生運動(1932年〜)が全国的に行われ、教育施設として修練農場を作った。のちに「村の家」と呼ばれる。このように町村制施行により、村=部落の解体が進められたが、新しい体制の中でも部落を維持し、活用していった。


その後、終戦を迎え、町村合併促進法(1953)に制定施行された。しかしながら、農協合併は非常に少なく、青年会活動も旧来のまま、存在した。冠婚葬祭、生産に関わる互助関係が成り立つ中で、これを土台に行政機関に組み入れらたものも多くみられた。


そして、旧農業基本法(1961)に制定され、機械化や収穫物の規格、等級調整、出荷規模、品質の統一化が行われた。この頃、兼業農家が一般化された。いわゆる出稼ぎも行われた。高度成長期における日本の農山漁村は、互助協同制が、激しく変化する時代になった。それはテキストP232にある「ムラ内部の基盤を壊しながらも新たな協同関係を切り結んでいこうとしていったのかを考える目線が必要なのではなかろうか。」ここにムラとしての意義、意味が色濃く表現されていると思う。例えば、村単位で祭礼・互助協同などの組織は、青年団を中心に全国的に見られる。情報交換、コミュニティとしての組織、信仰名が付いた『講』もある。信仰的側面と別な要素を持った組織だ。また、、それとは別に経済互助的側面を持つ組織、頼母子講、無尽と言われるシステムもある。この無尽のシステムについては、私自身の親が仕事関係者と無尽を行っていたという経験があるので、リアルに理解が出来た。


次に変容を強いられたのは、農地を第一に考えた仕組み、1970年世界農業林業センサスだと思われる。家同士の関わりから、土地による区間へと変容していく。このことは、農業の排他性を生み出したと農学者守田志郎氏(1994)が疑問を呈している。 


時は流れ、平成の大合併(1999)へと進む。合併による過疎化、広域化した新地名による村と行政の意識のズレは否めない。元々、相互扶助を基盤とした繋がりは意識下で持っていると考えられる。認識のズレもあるように見える。とはいえ、1955年の臨時農業基本調査の農業集落の定義は「農業が農業上相互にもっとも密接に共同し合っている農業集団」家同士の関係性が成立しているとの定義から見ると相互扶助を一般化することで農村が減少しているように見え、衰退してるかのごとくマイナスなイメージが作られてしまったことは大変残念である。


前述した出稼ぎの問題を解消される動きもある。安定的な収益を農業のみであげていく工夫もなされた。成功する村もある。しかしながら、村の過疎化の問題は現実的には、深刻な問題も含まれ、抜本的な新しい仕組みで農村、漁村、山村も活性化することを望む。


テキストP233の中に「かつて誰もがイメージした村はもはや存在しない。」とある。生業をおこなう空間としての村はあるが、人の繋がりとしての大きな変貌をしているというのだ。繋がりという観点から見ると近隣とのお付き合いにスポットがあたるだろう。テキストP257〜の中にあるように「近所・近所親戚・隣」から見ても労働力の長期的交換関係(相身互い)の体制の再構築や家同士の新たなる局面を迎えているのではないかと思われる。


出荷も変容を重ねている。かつては、市場が望む量と均一に梱包され、不良品のない出荷ルールの下、農家が協業で行われていた。現在は、スーパーなどでも見かけるようになった、形状がバラバラでも出荷する産地直送も評価されるようになり、自分たち、村の仲間での作業に戻ってきた。


「組織の雰囲気が緩やかであり、しがらみも少なく自由な雰囲気の組織をさす。」という言葉に集約されるような村づくりは逆に現代であれば可能なのかもしれない。IターンやUターンもあり、村の空き家問題を解決する動きもある。SNSには、弊害があるものの活発に行われ、災害時のボランティア活動に生かされている通り、その行動の中に農山漁村も含まれ、ツブサに集落の状態が手にとるようにわかる時代だからだ。ここをもっと上手く活用出来るのではないだろうか。クラウドファンディングやシャッター通り改善のような農地活用、新たな取り組みやアイデアがうまれるであろう未来に期待したいものである。


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