挑戦〆リポート〆(31)

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2022年12月17日土曜日

挑戦〆リポート〆(31)



挑戦〆リポート〆(31)


◆【総合1SR 2

課題:本講義で取り扱ったトピックスと関連させて、自分で論題を設定し自由に論述して下さい。

付記:なるべく、講義内容に加えて、色々な書籍や論文・専門家筋の書いたネット記事などを参考にして、情報源を明らかにしつつリポート作成を行なって下さい。


「ワイマール時代に出現したバウハウス」


今や知らない人がいないユニバーサルデザインの元祖『バウハウス』。誕生から100年を迎えた『バウハウス』のモダニズム。講義を通じて、バウハウスの存在を知り、講義内で1番興味を持ったこのワイマール時代の文化の象徴バウハウスを論じたい。


講義内の資料によるとww1以後の1920年代に若干の経済復興がなされ、近代化、都市化が進み、庶民の生活や労働環境に変化が起こった。そのとき、新中間層が登場する。同時期にバウハウス(19191933)建築・工芸・デザインの総合学校、工房として存在した。伝統や宗教的な美から距離をとって合理性と機能美を追求し、近代デザインの始祖と言われているモダニズム誕生なのだ。


バウハウスを検索するとほとんど建築デザイン関係の会社が、検索にかかりこのバウハウスを各社が解説している。例として「モダニズムのパイオニアとして、建築、インダストリアル・デザイン、グラフィック・アート、写真など広範な分野で世界に衝撃と感動をもたらしたバウハウス。」と解説しており、続いて歴史が紹介されている。「それは、1919年、第1次大戦後のドイツで、芸術と技術の新たな統合を目指し創設された学校だ。創設者は、フランク・ロイド・ライト、ル・コルビュジエと並ぶ近代建築の巨匠、ヴァルター・グロピウス。そして三代目校長はもう一人の近代建築の巨匠、ミース・ファン・デル・ローエが務めた。」または「バウハウスとは、第一次世界大戦後にドイツ中部の街ワイマール共和国に設立された、美術学校のことです。1919年から1933年の14年間、そこでは工芸、写真、デザイン、美術、建築など総合的な教育を行っていました。その歴史は短いながら、その功績は大きく、モダンデザインの基礎を作り、今もなお世界中の建築やデザインなど、さまざまな分野に多大な影響を及ぼしています。」とある。


このルーツは19世紀末にイギリスで起こったアーツアンドクラフト運動だ。産業革命により粗悪な工業製品が大量に生産された状況に異議を唱え、中世の手仕事に回帰しようとする運動の影響を受け、ドイツでは、建築家や工芸家により結成されたドイツ工作連盟が誕生し、芸術と産業の融合をかかげ、製品の質の向上を目的に規格化を推進した。そして、バウハウスは当時のドイツ工作連盟で活動していた建築家ワルター・グロピウスを初代校長とし、ww1後の混沌とした政治状勢のなか、1919年にワイマール共和国に設立された流れだ。


日本で現在活躍している各社が、こぞって解説するくらいこの時代のドイツモダニズムが永続的に見本として存在するのだ。色褪せることのないモダンニズムの証明と言える。


そこで創設者のヴァルター・グロピウスを調べてみると「モダニズムを代表するドイツ人建築家。近代建築の三大巨匠(ル・コルビュジエ、フランク・ロイド・ライト、ミース・ファン・デル・ローエ)に加え、4人目の巨匠とされています。『造形は機能に従う』と言って、世界中に建築することが可能な、統一された様式のインターナショナルスタイル(国際様式)を提唱しました。」とある。


また、グロピウスによる設立宣言は「すべての造形活動の最終目標は建築である」個々の造形芸術のジャンルの垣根を取り去り、それらの「総合」を目指すという高い理想を掲げたのだ。多くの国際的な芸術家を教師として招き、実践と理論を教育していく。その学生の中から優秀なものが、教育側にまわり造形教育を展開していった。このような素晴らしい志しと才能を時の政府ナチスは、1933年、弾圧し、閉校をさせてしまう。しかしながら、14年間の活動と成果は、前述にあるとおりだ。


1人の独裁者により、その時の民衆も煽動され、混沌とした時代に突入してしまう。この方向に舵をきってなければ、芸術や文化はどう発展したのだろう。これだけの影響を与えられる人々を駆除した時代の流れは、先導した者、先導された者も含め、肝に命じ、今の世を生きる我々も無駄にしてはならない史実として受け止めるべきなのだ。



https://bulan.co/swings/about_bauhaus/

(C)BULANCO

Swingsはデザイン事務所 Bulanco Inc. が運営しています。



参考文献

X-Knowledge HOME 特別編集 04/10 バウハウス No.3 2004年 ()エクスナレッジ



Text: 深川雅文(キュレーター/クリティック)


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